地球の歴史とか考え始めると、いろいろ思考停止してしまう矢野です。
だって億単位の時間経過に思いを巡らせると、人間の砂つぶ感が際立つんですもの。
さて。
TBSの人気ドキュメンタリー番組『世界遺産』の特集ページは、コルシカ島。担当しているディレクターインタビューが公開されております。
コルシカ島は、島に広がる自然を求めて世界から人々が集まる人気の観光地です。コルシカ島と言われて思い出すのは、その昔、世界史で習ったであろう“ナポレオンの故郷”というキーワードくらいで、正直、具体的なイメージがありませんでした。今回取材をさせてもらい、その独特の自然の面白さを知りました。
最も特徴的なのは「タフォニ」と呼ばれる丸い穴。これがそこら中の岩肌に開いており、まるで蜂の巣のような状態です。
この穴、潮風に乗って飛んできた塩分がコツコツと掘っていった穴なのだそうです。タフォニができているのは、硬い硬い花崗岩。中には巨大な穴になっている所もあって、要するにそれはまあ、長い長い年月をかけて形作られてきたわけです。
間近で見ると、億単位の年月に思いを馳せて思考停止してしまいそうです。
放送は6月11日(日)18時から。